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冬が来る前に

毎年同じ時期に取り上げてきたいくつかの話題などについて。

まずは、9月のお神輿。毎年、高円寺の実家に帰って、馬橋神社例大祭お神輿を担ぐのを楽しみにしていたのだが、今年はついにお神輿を出すことが出来なくなってしまった。これまで神酒所として使わせてもらっていたテント屋さんの店舗が取り壊されてマンションが建ってしまい、代わりを見つけることが出来ず(詳しいことはわからないが、見つけようとしてなかったかも)、あっけなく終焉を迎えてしまった。年に一度、20人くらいの人たちと「やあ、どうも。また今年もよろしく。」なんて言いながら一緒に担いでいて、でもこのイベントがなければ、普段の生活では全く接点がないので、場合によってはこの仲間とはもう一生会うこともないかも知れないわけだ。何とも寂しいものだ。父に「じゃあ、テント屋さんはどこに引っ越したの?」「〇〇さんはとなりの町内会のほうに参加したのかなあ?」などと聞いてみたが、母の心の病気のことなんかで気持ちに余裕がないのか「ああ、どうしたかねえ」などとちょっと素っ気ない感じだった。

10月8日は鴻巣市民体育祭。今年はうちの町内が選手の招集係ということでけっこう忙しかった。今年の我が地区(5つくらいの町内会の集まり)の順位は25チーム中で第12位。参加してから10年くらいたつが一番の成績だ。ひょんなことことから体育委員などを任されて、毎年仕方かなく参加させられているという感じだったが、こうやって1年に1度、知った顔の人たち(普段は全然会うことのない)と会って、日がな一日グランドで過ごすのも何となく悪くないような気にもなってきた。お神輿が途絶えてしまった矢先だから猶更そう思えてくる。

そしてこの日は、前日雨で中止になった鴻巣の花火大会があった。家の2階から、今年買った新しいカメラで撮った。去年よりきれいに撮れてる。
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ギネスの四尺玉、今年は成功したようだ。
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冬が来る前に_d0237041_01061637.png翌日の9日は、僕の勤め先の会社の役員で、編集プロダクションを経営するかたわら、鉄道や街歩きのスケッチ本の著作もある村上健さんの個展に、妻とともに出かける。小田急線で新宿からわずか2駅なのに参宮橋という地名は初めて聞いた。会場のカフェでは作品の展示とともに、作品にちなんだカレンダーや絵葉書が販売されていた。

そこでお茶をしながらいろいろお話させていただいたのだが、村上さんは風景をスケッチする時には、その風景にピッタリはまる人が現れるのを待っているというお話が特に印象に残った。風景の中に人物を当て込むというのではなく、「描きたい」という人物を決めて、そこから逆算するように風景の構図や全体の雰囲気を描いていくそうだ。村上さんの絵に感じる親しみやすさの理由がわかったような気がした。
by CitizenCotta | 2017-11-23 22:10 | 日記 | Trackback | Comments(0)


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